僕が異世界転生した話。

ヲタク料理人の雑学

いらっしゃいませ!

ヲタ飯屋です!

 

リゼロ…このすば…盾の勇者…

ロボットアニメでいうとワタル…エスカフローネに始まりナイツ&マジック等々…

今流行りの物語の導入の仕方なので「転生物ばっかり」なんて意見もチラホラ聞くのですが僕は大好きなので特に気にならないからラッキー!位にしか思わないですね!

はっきり言って異世界転生は羨ましいですよね!

よくわからないチート能力と可愛い女の子しかいない世界や、「多少の苦労」で周りから認められて、ちょっと助けたりふとした優しさでメロメロになるハーレムという名の花園を形成して、さらにその中に本命のヒロインまでいがる……

 

おい!ふざけるなよ!!

異世界転生クソかよ!!

おれが優しく落とし物を拾ってあげた時何で恋愛フラグが立たねぇんだ!!

 

3次元ナメんな!!!

 

 

 

…失礼。

今回はアニメでは無く、3次元に生きる僕達がどうやって異世界転生を体験するかのお話です。

僕の体験談からでいいますと、高校卒業してすぐに料亭の板前として仕事を始めます。

はっきり言って学生から社会人になった時点で異世界転生に近いです。

この前まで握っていたノートや文房具がいきなり包丁と新鮮な食材に変わるのです!(笑)

…すいません、ノートも文房具もほとんど使ってませんでした…見栄はりました。

記録に残すより記憶に残す派なんです。

勉強なんてしなかったから板前になったのです。

しかし英語も数学も学生時代に辞めてしまった僕は油断していました。

「和食用語」があったのです…!

 

「これ当たっておいてくれ」

「柳のツラ直しておいてくれ」

 

…はい?

第一関門の「言語の壁」にぶち当たったのです。日本なのに!!

専門用語で当たるとは「すり鉢で棒を使ってすり潰す」なんて知らない異世界転生したばかりの僕はフリーズして終わりました。

優しい先輩が、

「当たるって言ってもわからないよな?すり鉢で潰すんだよ。」

 

…すり鉢って何だ!!?

英単語も数式も一つも覚えなくて良かった世界は全ての単語が未知という絶対的縦社会でした。

それから10年後…

僕は転職という名の異世界転生をするのです。

同じ都市、同じ職種…ただ国が違う

イタリア料理店という新たなる異世界は10年の凝り固まった僕の和食感をまた新卒のフレッシュな頃へと戻してくれる。

 

「ちょっとビネガー取って来てくれるか?」

「これ塩コショウでさっとマリネしておいて。」

 

…ビネガーって何だ!!

マリネって何だ!!

 

ビネガーってクロノトリガーに居たなぁ…じゃない!

無知な僕は「マリネ」を料理名だと思っていた…

漬け置く事も、さっと味付けしておく事も「マリネ」なのです。

日本語は通じるけど専門用語がイタリア語になりやがった…!

学びが必要なのは異世界も現実世界も同じなのです。

それに加えて「接客」も必要になってきたので飲料の事や接客も勉強しました。

 

ずっと勉強してるじゃん!!

あんなに嫌だったのに!!!

といった感じで個人的に転生(転職)を2回経験した僕でした。

勉強の内の一つとして色々なお店に食べに行くというものもあります。

沢山お店を食べ歩いた中で一つの気づきがありました。

和食は僕達は馴染み深いものなので考えていませんでしたが、海外の料理店はイタリアならイタリアの、フランス、スペイン、メキシコ等々その国の文化や雰囲気を演出しているお店がほとんどですので、ある意味異世界にご飯を食べに行くのと変わらないと思っています。

皆さんも2次元には行けないかもしれませんが、少なくともちょっとした海外旅行気分は味わえると思います。

異世界転生にはなりませんが、異文化の美味しいご飯はいつでも食べに行けるので、是非自分なりの異世界の文化を楽しみに行ってみて下さい!

魔法は使えませんが新しい知識やスキルは身に付くかも!!

 

ヲタ飯あれ!!

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楽しいお食事を!!

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