いらっしゃいませ!
ヲタ飯屋です!!
みんな大好きで世界中で愛されるピッツァ。
この健康ブームの世の中においても炭水化物と脂質の暴力、ハイカロリーの象徴であるPIZZAは元をたどればかなり古い時代からの発展、進化してきた食べ物。
起源、歴史からあなたの口に入るまでの物語を今回はお話させて頂きます!
良く議論に上がるピッツァとピザの違いは
↑こちらに書いてありますのでよろしければ合わせて読んでみて下さい!
そもそもの始まりは新石器時代(およそ8000年前)とされていまして、この当たりから耕作が発展してパンが作られる様になりました。
場所は当時大きい国が多数あった現在の中東で、そのパンの原型の名はピタ。
強国のギリシャにピタが伝わると、一気に周辺国に伝わります。
現在のスペイン、イタリア、トルコ等に伝わり、それぞれ名前が変化していきます。
ギリシャではそのままピタ、トルコではピデ、イタリアの都市のボローニャ地方ではピアーダ、少し北のエミリア・ロマーニャ州ではピアディーナ等など…
ピが大切なのは今も変わりませんね。
例…好きな人→好きなピープル→好きピ→ピ
といった具合です。
8000年以上前からピタ好き、すなわち好きピがいたんですね。
ちなみにフォカッチャって聞いた事ありませんか?
この語源はイタリア語で「炎」を意味する「フォッコ」から来ています。
焼いた物、フォカッチャという意味です。
ポケモンの御三家ポケモンにもほのおタイプでそのままの名前のキャラクターがいます。
ちなみにポケモンは「ポケットモンスター」の略です。
知らない人に教えてあげましょう。
ポケモンの頭文字を取って、ファンの事を好きピと呼びます。8000年前からの文化はこんなところにも根付いていたんですね。
驚きですよ。
…ポケモンは冗談として、
そのピタとは、小麦粉、水、塩、酵母を混ぜたものを発酵させて窯(かま)に入れて平べったく焼いた物。
「ナン」もピタの進化の別の可能性ですが、ピタはそれに近い形状の物でした。
食べ方は様々ありますが、野菜やハム等を挟んでかぶりつく、サンドイッチみたいな食べ方が主流でした。
さてここからはピタがイタリアに渡って現在の形になる時の話です。
今から300年くらい前、18世紀頃にはよりふっくらさせたパンも一般化している時代。
伝統を紡いできた職人達の朝は早く、当時はオーブンなんて現在の形状ではなく、ピザ屋さんを想像して貰うと出てくる窯に火を焚べる事から始まります。
これが焼けるようになるまでには1時間以上かかります。
朝イチに仕事中に食べるパンを買いに来るお客様に備えているのです。
そこは現代のパン屋さんと変わりませんね。
作ったパンを並べる前…つまり開店前にとある漁師さんが来店、
「パッとでいい!時間がないからすぐパンを売ってくれ!どんな奴でも良いから!!」
焦っている漁師さんに無茶振りされたとあるパン職人。
「無理言うなよ…わかった、すぐ作るから待ってろ!」
当時、観賞用の植物の「トマト」が品種改良で食用化されいました。
それを潰した「トマトソース」、「オリーブオイル」を伸ばして火の通りやすくしたピタの上に乗せて高温でスピーディーに焼き上げ、
「ほら!これでも持っていってくれ!!」
「すまねぇな!」
これがピッツァ誕生の瞬間です。
これが原初のピッツァ、「マリナーラ」です。
船乗りを意味するマリナーラは人気を博し、「にんにく」、「オレガノ」、「バジル」等を乗せた今の姿に進化していく事になります。
大小はあれど、窯が家庭からお店と一般化している事、原価が安いと言う事もあり国民食として広がります。
その後イタリア国内でピッツァがブームになった時の女王様が、
「マルゲリータ王妃」
つまり皆さんご存知の「マルゲリータ」が、出来たのもこの頃です。
マルゲリータやピッツァの詳しい裏話はこちらをご覧下さい↓
挟むものから乗せて焼くものへと発展したピッツァは移民という形でイタリアから広がり、ついには新大陸アメリカに伝わります。
1枚を買う文化のイタリアのピッツァに対し、1枚全部を買えない貧困層にも食べてもらいたい愛に満ち溢れた職人により、所持金の融通を聞かせる為に切り売りを始めた事がきっかけでアメリカのピザがカット済みになったのです。
ちなみにアメリカで大流行したのは第二次世界大戦の後でして、イタリアに駐留していた軍人さんが現地で食べたピッツァにめちゃめちゃ感動して帰国した際に爆発的人気になったそうです。
この頃ベーコンをイタリアに持ち込んだのは米兵達で、その駐留軍人向けに作ったベーコンを使った濃厚なパスタが「カルボナーラ」です。
互いに交換して進化していくのはこのカロリーモンスター達もポケモンも同じなんですね。
舞台は戦後の日本に変わり、激動の時代に持ち込まれたカロリーモンスターはアメリカのスタイルを色濃く受け継ぎ、ピザとして日本に浸透していきます。
しかし食文化の憧れや違いが壁を生み、今ではベーシックなコーンマヨネーズが海外の方には不評だったり、反対にパイナップルを乗せた甘さが受け入れられる人が少なかったりしたそうです。
しかしクール・ジャパンは負けません。
その壁を壊すのは「照り焼きチキン」。
ほのかに甘い醤油ダレを使った日本料理の照り焼きを欧米のチキンで発展させ、ピザやハンバーガーにメガシンカ。
ジャパニーズ甘じょっぱいの「照り焼き」をハワイアンの「パイナップルとチーズ」の甘じょっぱいの様に応用し、ピザ大国アメリカでも通用する架け橋とも言うべき発明となります。
いかに歩み寄れるかの「努力値」が大切なんですよ。
今や食文化の交換で「和食」は世界中に拡がっています。
「レストラン」が日本にあれば、「イザカヤ」が世界各国にあります。
「ピザ」で感動した人間が世界に何人いるでしょう。
「寿司」で感動した人間が世界に何人いるでしょうか。
文化と共に技術の進化、発展によりあなたの食卓に並ぶピザの歴史のお話でした!
多種多様化した日本の食卓を見渡して、一体どの国と交換した食べ物か考えてみても面白いですよ。
食文化はこの後どのような進化をしていくのかは誰にもわかりませんが、その起源を食べ歩く為に世界を旅するのも良いかもしれませんね!
ご時世的に中々なかなか中々なかなか大変かもしれませんが…
たとえどんな場所でも美味しいご飯をゲットして図鑑にメモして置いて下さい。
帰国した時、レベルアップした料理レパートリーからあなたはこう言うでしょう。
君に決めた!
家族の笑顔!ゲットだぜ!!
ってさ。(笑)
あ、火の中や水の中に行っても、くれぐれもスカートの中には行かないで下さいね。
捕まるぞ!!!
スカートの中と異世界転生は夢のままが良いのです。
ヲタ飯あれ!!
合わせてこちらも読んでみて下さい!
楽しいお食事を!!
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