いらっしゃいませ!
ヲタ飯屋です!!
昨今激辛料理がブームになっており、テレビや雑誌等で特集が組まれ、動画サイトでも「激辛〜を食べる!」という企画を良く見かけるようになりました。
「辛い」という感覚は「味覚では無く痛覚」なので、男性よりも痛覚に耐性のある女性の方が平気に食べたり出来るそうです。
僕も辛すぎない料理は大好きですし、おつまみにもオススメなのが「アラビアータ」という辛いソースです。
ショートパスタに絡めたり、お肉等に掛けたりと使い所が多いソースです。
今回は「アラビアータ」についてお話させて頂きます!
アラビアータはアラビアって言ってますけどイタリア語です。
怒るをイタリア語で「アッラッビアート」。
辛い物を食べている時はその痛覚により顔が赤く紅潮し、その様子がまるで「怒っている様に見える」事から「怒りん坊風…アラビアータ」と名付けられたそうです。
…というのはあまりに有名なお話。
材料、作り方は
「材料」
・オリーブオイル ・唐辛子
・生のトマト、又はトマト缶(トマトソース用)
「作り方」
1、オリーブオイルをフライパンに引き、種を抜いた唐辛子を入れて弱火でじっくり火にかける。
※コツ…オイルに辛味を移していく工程なので、弱火でいきましょう!焦げると「辛味が苦味」に変わるのでご注意を!
本当に辛いのがお好きな場合は種も一緒に加熱しましょう!唐辛子は種が辛いのです!
2、唐辛子がフツフツとオイルの中で踊りだしたらトマトを入れて水出し程度の塩を降って煮詰めていきます。
目安は水分が無くなってトロッとしたらソースの完成です。
3、スパゲティの様なロングパスタでしたら茹で汁をほんの少し入れて絡めるだけ。
ペンネ等のショートパスタでしたら少し煮込む位が美味しいので茹で汁を少し多めに入れてグツグツ数分煮込んだ方が味が入って美味しいですよ!
※コツ…基本的には上記で完成ですし、レシピ通りなのですが、ここでポイントがあります。
材料には書いてないのですが、出来上がったフライパンのパスタに粉チーズを降って軽くあおって食べてみて頂きたい!
後ほど理由はご説明させて頂きます。
以上です!
和食時代に聞いた中華料理の職人さんが言っていた「辛さについて」のお話が物凄く印象に残っているのでご紹介させてください!
レシピ等では無く、僕の経験と老舗中華職人の感覚と調理理論なのですが、
「本当に美味しい辛いって何だと思う?」
という漠然とした投げ掛けを受けた僕は「コク」がある…みたいな答えを返しました。その時に辛さは痛みであると教えてもらったのですが、
「最初は辛く無く感じて、あれ…辛い?…うわっ!辛い!」
と後でガッとくる辛さなのにスッと辛さが引いて…という瞬間風速が凄くてまたもう一口…というのが本当の旨辛だそうです。
なので少し砂糖を入れて一瞬あれ?と思わせるのが痛覚を誤魔化し「美味しい」と思えるそうです。
実際にその方のお店で食べさせてもらったのですが、一瞬甘口なのかなっと思った後で驚く程の辛さが来てすぐに引いていきまた爆発するまるで津波のような料理でした。
ここで先程の粉チーズに話は戻るのですが、辛いアラビアータソースだけだと正直旨味は少ないです。
トマトの旨味を高める塩気に追加して粉チーズを降る事により、コクが増して尖った辛さが丸みを帯び、その助走がパンチの効いた辛さへと昇華させるのです。
抑制効果を上手く使って味にメリハリを付ける事でただの辛いだけの料理では無くさせる事がアラビアータのコツです!
↓抑制効果を始めとする調理法のコツを詳しくはこちらから!
・味覚の錬金術師(料理の旨味に関する裏ワザ、情報を書いております)
もし辛いがお好きなあなたに「ピカンテオイル」をオススメします!
作り方はアラビアータのトマトソース抜きというとてもシンプルな物ですがイタリアンにおいての辛さを増す為のアイテムなら断然ピカンテオイルです!
たまに合わせられるタバスコは酸味が多くて「タバスコの味」になりがち、一味や七味等も料理の雰囲気が変わります。
オリーブオイルに唐辛子を大量に入れて弱火でゆっくり火を入れて辛さを移す…以上。
もしガーリックを利かすなら薄くスライスしたニンニク足してゆっくり火を入れる。
種を抜くと辛味が中途半端になりますので半分に千切った唐辛子を種ごとたっぷり入れ、じっくり火に掛けた後、ボウルにサイズの大きいザルを乗せてキッチンペーパーを乗せて出汁を漉す様にオイルから唐辛子、種を取り除きます。
ボトル等の入れ物にいれ、唐辛子を数本入れておくと劣化しないのでオススメです!
料理の邪魔をせずイタリアンに合った辛さを足せるし、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノも時短で作れるという調味料になります。
面倒くさい場合はこちらをヲタ飯下さい!
イタリアはカラブリア州の名産の唐辛子を使っていて、イタリア現地で使っているピカンテオイルです!
イタリアの唐辛子は日本で売っている乾燥唐辛子とは香りや風味が異なりますので、よりこだわるあなたは一食の価値ありですよ!
こちらはそのままカラブリアの唐辛子です!
もし自作するならコレ!
ピカンテオイルじゃなくてもパスタ等に使う唐辛子をこれにするだけでも雰囲気が変わります!
風味の違いを試してみて頂きたいです。
ちなみに乾燥させた方が辛味が増しますので入れ物に入れたら蓋を開けて空気を回した方がより美味しくなりますよ!
実は茄子の仲間である唐辛子。
テレビの企画等でもお馴染みの激辛唐辛子にハバネロやキャロライナ・リーパーが有名ですよね。
この辛さの単位で「スコヴィル」という数値が存在しています。
カプサイシンという辛い成分の量を表して、
ピーマンやしし唐辛子はスコヴィル値0を最低値として、
「タバスコ」はスコヴィル値7,000です。
辛い唐辛子としてお菓子でもその名を轟かせる「ハバネロ」は驚きのスコヴィル値20万から45万。
急にどうした!?と言わんばかりの数値ですが、時代は巡り、進化していきます。
激辛ロケの番組でよく使われる「ブード・ジョロキア」は100万。
死神の大鎌という意味の「キャロライナ・リーパー」はギネス認定もされている世界一辛い唐辛子と以前言われていた数値が220万。
それを上回る種が「ドラゴンズ・ブレス」と言って日本でも購入出来る唐辛子で248万。
…なんか漫画の下手くそな戦闘インフレみたいになってますよね。
品種改良で開発された「ペッパーX(エックス)」は318万。
…死んじゃいますよ。
ちなみにペッパーXはギネスではまだ認めてもらっておらず、非公式ながらの数値だそう。
開発した人はキャロライナ・リーパーを作った「カリーさん」という人がドラゴンズ・ブレスに抜かれた事がきっかけで開発した激ヤバ唐辛子です。
あとスコヴィル値100万を超える唐辛子を「スーパーホット」というらしいです。
サイヤ人かよ!!
そんな事を昔調べていた頃に世界一辛い存在を知る事になるのですが、それは唐辛子では無く「サボテン」の一種で「ハッカクキリン」という植物がありまして、そのスコヴィル値は
160億スコヴィル。
下手くそ!!
楽しくねぇわそんなインフレ!
急に億のステージに登るんじゃねぇよ!
読者なめんなよ!
「戦闘力」だの「Sランク」だのいい加減にしてくれよ!
百歩譲って「ナンバー系」はワクワクするんだよ!
めちゃ強い敵の体に「8」って書かれたりしてると「1」はどれだけ強いんだよ…!
って期待を持つ事ができたりやっと倒した最強クラスの敵が「2」だったり、「0」という単位を1番輝く形で使えるのは漫画やアニメなんだ!!
そもそも「S」ってなんだ!!
昔から疑問だったんだけど何で「C級」や「Dランク」から始まるんだ!
「B」→「A」→「S」って範囲めちゃくちゃ狭いやろがい!!
あと何だ「Sランク」って!なんで「S」?
「間」がねぇんだよ!
しかもそれより上のランクが「SSS」とかなんでだよ!!
どれだけ「S」が好きなんだよ!洗脳的な感じで「S」って凄い雰囲気があるけど増やして凄いってならないんだよ!!
視力検査かよ!
何で「1.5」をいい視力と設定したんだ!
100とかを設定したら良かったじゃねぇか!そうすれば漫画と同じで「0」に近づけば「悪い」と判断しやすいだろうが!
そういえば僕の出身小学校じゃ視力を「A〜C」で測定していて勉強のし過ぎで目の悪かった僕の判定は「C−」だったよな。
ここにも隠れてやがったか!!
頭打ちが予測される「ランク付け」を早々としないでくれ!
読者なめんなよ!!
というわけでアラビアータについてお話させて頂きました!
かなり早い段階で説明は終わってしまいましたが、やはり「美味しい」と感じる範囲で辛さを調節する事をオススメします。
「旨味」を足す方法は具材や調味料を駆使すれば沢山あります。
和食時代は多少厳しいお店にお世話になっていた事もあり、「煮方(お店の味を任されている役職)」にはカレーを始めとするスパイスの効いた料理や辛すぎる料理は「食べる事を禁止」する等してその人の「舌」を守る事を義務付ける程「味覚」は大切なんです。
あなたには是非その味覚を大切にして頂きたい。
僕も「戦闘力」や「Sランク」に対しては怒りっぽくなり、つい辛口になってしまうので気をつけたいと思います。
あなたがもし何かに対して「怒り」を感じた時はアラビアータの刺激で発散させて下さい!
3次元で怒ってばっかりいると「社会人としてのランク」が下がって見えますよ!
たまにご飯を食べに行った先で調理場から怒鳴り声が聞こえたりしますが、料理が美味しくなくなるんですよね…
ご飯楽しく食べよう!それが1番美味しい条件です!
あとアラビアータソースは唐辛子たっぷりだから保存も効くぞ!!
ヲタ飯あれ!!
こちらも合わせて読んでみて下さい!
楽しいお食事を!!
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