いらっしゃいませ!
ヲタ飯屋です!!
スパゲッティナポリタンって美味しいですよね!
しかしこれはイタリアのナポリで出来たメニューでは無いというのは有名な話。
トマトソースでは無くケチャップで作るパスタはイタリア人が見たらマンマ・ミーア!!といったような感想を持つらしいです。
実はパスタソースの名称に関して間違った認識のまま世に出ているメニューが結構あります。
別にいいじゃんってレベルの話かもしれませんが、そこに専門性があるのは間違いないですし、中途半端なお店の見極め方としても参考になるお話です!
今回は前前違う…じゃなくて、意味が全然違うソースの名前をお話させて頂きます!
料理名の大切さというのはイタリアは自己ブランドを大切にする文化からも来るように、材料を限定したり、この地域で取れた地物食材を使った物でなければ名乗れません!等など…
ワイン等にも原産地呼称なんて制度を設ける程です。
ペペロンチーノは日本で食べようとすればコンビニでも食べられます。
しかしイタリアでペペロンチーノを食べようと思ったらアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノと注文しなければなりません。
なぜならペペロンチーノとは唐辛子という意味だからです。
もしペペロンチーノとイタリアで注文したらやたら辛い唐辛子だけのパスタが来るかもしれませんし、まずお店にはないでしょうね。
アーリオはニンニク、オーリオはオリーブオイル…材料の羅列です。
もしイタリアで召し上がる際はアーリオ・オーリオと伝えれば食べられると思います。
これは日本人でいう卵かけご飯レベルのサッと腹に入れる感があるものなのです。
春キャベツとホタルイカのペペロンチーノなんてのもあながち間違いでは無いのですが、春キャベツとホタルイカのアーリオ・オーリオと表記してある方が理解があるのかなって思いますね!
あとはボロネーゼについて。
ざっくりいうとミートソースのボローニャ地方風です!
ミートソース(ラグーソース)=ボロネーゼでは無いのです!
これに関しては材料名では無く、自己ブランドの確立ですね!
エミリア・ロマーニャ州という北の方にあるボローニャという都市の名前とボローニャ発祥の平たいパスタ、タリアテッレとミートソースを絡めた商品だけをボロネーゼと言います。
タリアテッレはパスタマシンで穴から抽出するのではなく、パスタ生地を広げてそばやうどんの様に切って麺にしていく製法から切る(イタリア語でタリアーレ)と命名されたそうです。
コシのある平打ちパスタはソースでしたらトマト、ラグー(肉のソース)、クリーム何でも合わせられる最強食材です!
オイルは少し微妙かもしれませんね!もちろん具材次第でバッチリ合う物もありますが。
このように、大切な自分達の地域、歴史を世界にタリアテッレを使わないとボロネーゼじゃねぇ!と発信しているのです。
もしタリアテッレでは無いのにボロネーゼと名乗るお店がありましたら
「これはボロネーゼじゃねーぜ!What s your name!」
………と。(笑)
そう言って店内に戦慄を走らせてやりましょう!
そして嫌われて下さい!(笑)
最後に、今までお話した内容はほんの一部です。
代表的な誤解されている表記をパスタをお題としてお話させて頂きました!
ピッツァなら〜のマルゲリータだのクアトロチーズだの色々間違った物もある中で、お客様にわかりやすい様にという理由で名付けるというケースもあるという事も知っておいて頂きたいです。
あまりマウントを取って嫌われない様に予備知識として覚えてもらえれば幸いです!
以上、これを結びの言葉とさせて頂きます。
ヲタ飯あれ!!
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