いらっしゃいませ!
ヲタ飯屋です!!
デネブ…アルタイル…ベガ…
夏の大三角と言われる夏の晴れた日に輝く3つの星を結びつけて出来る、夜空というキャンパスに描かれた奇跡の芸術作品。
今日は七夕という事で、そうめんについてお話させて頂きます!
何で!?
と思った方に今回お伝えするのはあなたの知らない物語。
織姫と彦星のお話は、
天神様の娘に織姫という、機織り(はたおり)の天才がいました…しかし仕事にのめり込むあまり、美人なのに髪ボサボサだったり女子力の低い干物女でした。
ヤバいと思った天神様が「恋したら治るんじゃない?」とスカウトしてきたのが真面目で優しい牛をこよなく愛する彦星という青年でした。
マッチングは大成功ですぐに相思相愛になったのですが、ここで天神様はミスを犯してしまいました。
ラブラブしすぎて二人共仕事しなくなったんです。
機織りはしないは、あれだけ大切にしていた牛を放置して病気にするわ…
天神様以外の神様達の服も作っていたのでみるみる神様たちの衣装がボロくなっていき、最終的に天神様にクレームが入るようになります。
「あいつ等マジかよ!!」
とは当時の言葉から言わなかったにしろ、天神様はブチ切れて星々の川(天の川)で分断させて無理矢理別居させました。
しかし恋愛でダメになるタイプの両者は悲しみのあまり、これまた仕事が手につきません。
「あいつ等マジかよ!!」
とまた天神様がなってしまったので、
「わかった、年に1回会わせてやるから仕事しろよマジで。」
こうして被害者感を出した2人は7月7日、七夕の日に会ってイチャつく事が出来るようになりました。
…というお話。
そうです、恋愛バカの自業自得の物語なんですね。
ああ、そうか…好きになるってこういう事なんだね。
とも思いましたが…
全然イイ話じゃねぇ!!
サンタクロースの他にこんな罠があったとはな!!!
無邪気な子供には絶対伝えるなよ!!
おれのロマンティックを返せ!!!
…で、何故そんなお話がそうめんに繋がるかと言いますと
中国の古い伝説で、ある皇帝の子供が亡くなり、何故か疫病か流行りだした。
7月7日に亡くなったその子供が大好きな食べ物であった索餅(さくべい)というそうめんの原型の料理をお供え物にしたら何故か疫病が収まったという事から、
無病息災を願って7月7日にお供えする風習が日本に伝わったというのが起源だそうです。
両方のお話が日本に伝わり、無病息災と織物の神様の織姫にあやかって、女の子が裁縫スキルが高くなるように願掛けとしてそうめんを糸に見立てたお供え物としたのが由来で縁起物として日本では7月7日にそうめんを食べる風習が出来ました。
知ってました?
僕は和食で働いていた時に教えてもらったので、悲恋の物語だと思っていた七夕伝説が本当にショックでしたね…
真実は残酷だ…
悲しいどころか2人の堕落が天界をかき乱して色んな人に迷惑をかける話でしたから。
おれのロマンティックを返せ!!
短冊に記憶を消せと願ったろか!!
もう二度と戻らないあの夏の日…
和食は季節や行事を料理で表現します。
お店で出していたのは夏野菜のオクラをそのまま切ると星型になるので、味付けしてカットしたオクラをそうめんに乗せて七夕をイメージした盛り込み…なんてのは当時やってましたね!
日本には「揖保乃糸(いぼのいと)」というそうめんの商品があるのですが、兵庫県に揖保郡太子町という場所があり、ここにあるお寺に資料があったそうで、西暦1,400年位からあるらしくそれ位歴史のある食べ物です。
製造工程も機織り機みたいな機械を使って麺を伸ばして行くのがとても面白いですよ!
以上、そうめんのちょっとしたお話でした!
これは意外にほとんどの人が知らないんで秘密ですよ?
書いちゃってすいません!!(笑)
僕の巻き添えをくらって下さい。
幾千の夜を越えて伝わるそうめん。
あなたがもし、「もしかしたら君の知らない物語」として誰かにこれを伝える時、夜空のキャンパスを指差し語る事でしょう…
無邪気な声で。
これであなたも嫌われて星空のディスタンスと言わんばかりの天の川のように距離を取られるがいい!
ざまぁみろ!!滅べよカップル!!
願いよ届け!!
ヲタ飯あれ!!
こちらも合わせて読んでみて下さい!!
楽しいお食事を!!
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