いらっしゃいませ!
ヲタ飯屋です!!
子供からシルバー世代がこよなく愛し、居酒屋ではストレートに冷や奴、煮込んで湯豆腐、肉豆腐、揚げ豆腐なんてのもいいですね!
大陸に渡れば麻婆豆腐や杏仁豆腐、アジアに広がる彼の名は豆腐。
昨今の健康ブームでダイエッターの味方、ハンバーガーですら大豆ミートや野菜とチーズが多くなっています。
今回はこの豆腐についてお話させて頂きます!!
そもそも豆腐とは何かと言いますと大豆をギュッと固めた物です。(笑)
大豆が「畑の肉」と言われるのであれば豆腐は「畑のハンバーグ」ですね!
発祥は中国。作られた経緯は諸説あるのですが、結論から言うとチーズ、バター、ヨーグルト等の乳製品の代替え品なんです。
当時の中国は「唐(とう)」という時代で、幅広い土地を巡る遊牧民が旅の中で様々な文化にふれ西洋の乳製品を作るようになりました。
例えばチーズの事を乳腐と呼ぶといった具合です。
ただ、戦乱の時代で牛乳が高価な物だった事もあり、中国の食事に浸透していた豆乳を変わりに導入して、食卓に投入出来るようになりましたYo。
「唐」の時代と言うという事は日本が「遣唐使」を派遣して当時アジアで最先端だった技術、文化をGETしてきた時代です。
その中の一人に仏教でお馴染みの「空海(くうかい)」がいまして、彼等が持ち帰った物の1つに豆腐がありました。
「美味しいよ、食うかい?」
ってね。
そんな豆腐は殺生なしで作られる事もあり、精進料理に度々使われて日本各地にそれぞれの季節、土地柄を生かした様々な種類が生まれました。
豆腐の作り方を簡単に説明すると、豆乳に「にがり」をいれて加熱したら完成という家庭でも出来る物です。
「にがり」とは塩水(塩化マグネシウムが入った水)の事で、昔は海水を利用していたそうです。
豆乳の大豆タンパク質と塩化マグネシウムが反応して凝固させるというのが目的です。
作り方、工程は
1、大豆を水に浸け置きして吸収させて柔らかくします。
2、水を吸って膨張した大豆をすり潰して水と一緒に煮込みます。(すり潰して水と混ぜたものを生呉(なまご)と言います)
3、煮込んだ生呉を濾し袋で水分と個体に分けます…この水分を豆乳、個体をおからと言います。
4、豆乳に「にがり」を投入し、それを型箱に投入、凝固したらお風呂サイズの水槽に投入、冷えたらカット…つまり刀入!
ちなみに上記に書いたものは絹ごし豆腐で、型箱に布を敷いて豆乳を煮込んで凝固させたものを布の跡が付く事から木綿豆腐と呼びます。
この木綿豆腐は火加減が難しく、完全に職人技です!覚えておいて下さい…つまり頭入!YO!
そんな工程はチーズや他の乳製品と作り方は同じですので、やはり豆乳を代替え品として使ったのは間違いないですね!
チェコという国ではこの豆腐を燻製したものをマーケットのチーズコーナーに置いている事から、遊牧民達の文化もヨーロッパに残っている事がわかります。
チーズも牛乳にレンネットというタンパク質を凝固させる成分を入れ、加熱して型に入れたり手で成型して個体にする…一緒ですね。
そんな職人技を記録、後世に伝え、世に豆腐の素晴らしさを伝える団体は沢山あります。
日本豆腐協會
全日本豆腐連合會(通称、全豆連)
豆腐マイスター協會
関西豆腐連合會
等など…
豆腐を愛する最高の野郎共の組織があります。
そんな方達の努力が健康ブームが流行る今、肉や魚にばかり目が行く世界に待ったをかけたのです。
昔の欧米では大豆は家畜の餌という事もあり、
「俺達は家畜じゃねぇんだぜ?HAーHAっHA!!」
という印象で、最下層ランクの食品だった豆腐も現在では低カロリー、低コストなのに良質なタンパク質というクレイジーな完璧さでボディメイクには欠かせないという地位にまで上り詰めました。
コレがオレの人生のリベンジだ!
そう言わんばかりの躍進ぶりには脱帽ですよ。
ちなみに「腐」という字には「柔らかいもの」という意味があり、決して腐っているという意味ではありません。
たまに居ますよね。
発酵食品に対して
「いや、腐ってるのを食べるわけないじゃん!腐るって書いてあるじゃん!」
っていう何が面白いかわからないのに笑って拒否する人。
「年寄りじゃないんだから豆腐とか(笑)」
食べたい物を自分の価値観で否定する人。
そんな保存方法や加工方法という人類の叡智もわからない人にはこう言いましょう。
「頭腐ってんのか!マジ卍だ馬鹿野郎!!」
…こんな野郎に豆腐馬鹿にされて迷惑だと思ってる奴いる?
くるくるパーな奴に日和ってる奴いる!?
いねぇよなぁ!!?
豆腐潰すぞ!
今夜はおかずは豆腐ハンバーグだ!!
僕は言いませんけどね。
そんな豆腐のリベンジは続いていくのです!
ヲタ飯あれ!!
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楽しいお食事を!!
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